本場・下関のふぐのすべてを知る

400年の歴史が紡ぐ、美味と安全の物語

下関ふぐが選ばれる理由

400 年以上の歴史
70 全国シェア(%)
1888 解禁年(明治)
22 食用認可種類

日本唯一のふぐ専門市場「南風泊市場」

下関市にある南風泊市場は、日本で唯一のふぐ専門市場です。ここで行われる伝統的な「袋セリ」は、黒い筒状の袋の中で競り人と仲買人が指を使って価格を伝達する、神秘的で独特な競り方式。 ここで決まった価格が全国のふぐ相場を左右するため、下関は「日本のふぐ価格決定ハブ」とも呼ばれています。

南風泊市場のふぐ

日本最大のふぐ流通拠点

全国から天然・養殖のふぐが集まる南風泊市場。伝統の袋セリで決まる価格が全国相場を決定します。

唐戸市場の活気

唐戸市場の「見せる市場」

週末の活きいき馬関街では新鮮なふぐ料理を気軽に味わえ、観光客にも大人気のスポットです。

海響館

世界最大規模のふぐ展示

海響館では世界のフグ100種類以上を展示。ふぐの生態から安全な処理方法まで学べます。

伝統のふぐ料理

下関で育まれた料理文化は、単なる食事を超えた芸術の域に達しています。職人の技術と美意識が結実した、究極の和食体験をご紹介します。

てっさ(ふぐ刺身)

てっさ(ふぐ刺身)

皿の文様が透けるほど薄く切り、菊の花のように盛り付ける。技術と美を両立させた職人芸の極致です。

てっちり(ふぐ鍋)

てっちり(ふぐ鍋)

ふぐのアラでだしを取り、昆布だしで煮え際を味わう繊細さ。締めの雑炊まで楽しめます。

ひれ酒

ひれ酒

乾燥させたひれを炙って熱燗に入れる、香ばしさと旨味を楽しむ伝統の飲み方です。

安全性への徹底した取り組み

ふぐ処理者制度による安全の砦

日本では都道府県ごとに「ふぐ処理者」認定制度があり、有資格者のみが処理を行えます。 この制度により、ふぐ食中毒事故数は劇的に減少。制度と技術が文化を支えている日本独自のシステムとして、国際的にも注目されています。

テトロドトキシンの科学的理解

青酸カリの約1,250倍の毒力を持つテトロドトキシン。その特性を科学的に理解し、安全な処理技術を確立しています。

資格制度と技術継承

筆記試験と実技試験の両方に合格した有資格者のみが処理を担当。技術の継承と安全性の確保を両立しています。

品質管理とトレーサビリティ

産地から消費者まで、徹底した品質管理とトレーサビリティシステムにより、最高品質のふぐを提供しています。

最新情報・イベント

第29回下関ふくの日まつり

2025年2月11日(火・祝)
9:00~13:00 南風泊市場にて
ふく刺しの即売会や恒例のジャンボふく鍋の提供など、毎年多くの方にお楽しみいただいているイベントです。

詳細を見る

地理的表示(GI)「下関ふく」

2016年に国から正式に"本場"として認められた「下関ふく」。厳格な品質基準をクリアした本物の下関ふくをお楽しみいただけます。

品質について

観光モデルコース

海響館、関門海峡、春帆楼、唐戸市場を効率よく巡る観光コースをご提案。ふぐグルメと下関観光を一日で満喫できます。

コースを見る